時盛 郁子
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はじめまして。このたび「君はまだ十日市を知らない」にライターとして仲間入りさせていただきました、時盛郁子(ときもりふみこ)と申します。学生時代から十日市のお店に通っていて、十日市うろうろ歴は6年ほど。それでも、まだまだ知らないことだらけ!というフレッシュな気持ちで、このエリアの魅力を紹介していけたら、と思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回ご紹介するのは「ソフトクリームと水餃子のお店 雲庭」。電車通りから一本西側、恵美須神社などがある静かな通りに、2021年7月にオープンしたお店です。
こちらのお店の前身は、広島市中区三川町にあった生クリーム専門店「CUMONIWA」。移転にともない、ランチメニューも楽しめるお店へとリニューアルされました。ソフトクリームと水餃子という異色の組み合わせについて「広島には水餃子のお店があまりないので、それをメインにしたかったんです。あと、ソフトクリームも好きだったので出したくて。白いもこもこした形が似ていますよね」と話してくださったのは、代表の西本由香利さん。ソフトクリームは「CUMONIWA」の頃から変わらない味で、「また食べたかったんです」と来店するお客さんもいるそうです。
さあ、いよいよお待ちかねのランチです。商品の注文は、入り口そばのタッチパネルで行います。支払いを済ませたら自動でオーダーが通るので、そのままお好きな席へどうぞ。
おすすめランチメニューは「ルーローハン温玉のせ・水餃子4個定食」(1,000円)。スパイスが華やかに香るルーローハンは、さっぱりとした水餃子との相性が抜群です。お肉はしっかりとした食感を残しながらも、軽い力でほどける柔らかさなので、さらりと食べられますよ。
そしてお店の看板メニュー、水餃子。口に入れると、広島菜やかき醤油を使用したタネが香ります。噛むともちもち、のど越しはつるんとした水餃子の秘密は、皮に配合されているタピオカ粉。毎日300個近くを、手包みで丁寧に作られています。えび入りや豚の生姜焼き風味などのかわりダネを楽しみたい方には「水餃子10個定食」(940円)もおすすめです。(かわりダネの味はシーズンで変更あり)
食後にはデザートも忘れずに。「CUMONIWA」から受け継がれたソフトクリームは、ミルク感たっぷりの濃厚な味わいです。口の中が冷たくなってきたら、ほんのり温かいもちもち揚げ餃子を。中から出てくるのは、クリームチーズと溢れそうなほどのあんこ。マンゴーや大学芋など、季節によってスペシャルなトッピングも登場しますよ。
なかなか外食が難しい状況ですが、雲庭の水餃子はおうちでも楽しめます。2021年10月から、24時間365日餃子を購入できる自販機が登場。設置されて以降、徐々に人気が高まっているそうです。
ここで販売されている餃子ももちろん、ひとつひとつ手包みされたもの。解凍せず熱湯で約6分茹でるだけで、お店と変わらないもちもちの食感が楽しめます。雲庭の公式インスタグラムでは、焼く、鍋に入れる、ソースと和えてパスタ風に、など、おうちならではの楽しみ方も紹介されています。
十日市に移転して約半年経った2021年12月、雲庭の店内がプチリニューアルされました。
実はこちらの装飾は、ヲルガン座のゴトウイズミさんが監修したもの。開店当初はブルーの壁のみで「シンプルすぎることが悩みだった」という店内が、ぐっと華やかに生まれ変わりました。
「実は最初は、十日市は移転先の候補になかったんです。個性のあるお店が多いので、埋もれてしまうかな、と。でも電車通りから一本入ると、車も多すぎず人もゆっくりしていていいなって。あとは、いろいろなタイミングですかね。呼ばれて来たんですかね」。十日市に移転した理由を尋ねると、こう語ってくださった西本さん。しかし、お店の前を通り過ぎる人が店内をちらりと覗いていたり、車のスピードを落としたり。「十日市には埋もれてしまう」という心配も吹き飛ぶほど、「気になるお店」になっている様子がうかがえます。
ランチでふらっと立ち寄るもよし、おうちごはんでゆったりと楽しむもよし。もくもくのロゴを目印に、ぜひお店を訪ねてみてくださいね。
ソフトクリームと水餃子のお店 雲庭
広島市中区榎町1-21 横家ビル1F
定 休 日 水曜日
営業時間 月・火・木・日 11:00~18:00 / 金・土 11:00~21:00
※ラストオーダーは閉店の30分前
※まん延防止等重点措置の影響で、営業時間が変更されています。
最新の情報はInstagramにてご確認ください。
Instagram @cumoniwa_gyoza
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