【広亭タナカ】30年続く老舗洋食店には「変わらないモノ」と「変わり続けるモノ」があった。

レストラン
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山元ひるね

不器用OLライター。寝ることが大好き。

こんにちは。新人OLライターの山元ひるねです。

よろしくお願いします!

 

〜〜〜ある日の午後〜〜〜

 

「お腹減った…」

腹の虫を鳴らしながら、土橋界隈をウロウロしているOLがひとり。

「おいしいものが食べたいからお店もこだわりたい!」と思う自分と「とりあえずお腹を満たせればいい」と思う自分との間で揺れながら付近の飲食店を物色していると、なにやら良い匂いが…

 

クンクン・・・

「これは、カレー?」

 

会社の後輩に「山元さんって、黄レンジャーかってくらいカレー好きですよね。」と言われるぐらい私がカレー好きだと思われてたの忘れてた。よし!今日のランチはカレーに決まりだ!

 

さてさて、食べるものが決まったはいいけど、この良い匂いの出どころはどこだろう…

自然と匂いの方向へ誘われていると・・・

 

外国の森の中にひっそりと佇む家みたいで素敵な建物が!

ここは老舗洋食店「広亭タナカ」さんです。

道を歩いていたら急に現れたのでサプライズ感があってワクワクしちゃいました!

 

このステキな植物達はオーナーさんの趣味なんだとか!こんなにたくさんの種類の植物があったら育てるのも楽しいだろうな。今の季節は花もとてもキレイに咲いていたので、見ているだけでも楽しい気分になっちゃいました。

そんな植物たちに迎え入れられながら、早速店内に入ってみましょう!

 

洋風レトロな店内、インテリアにもこだわりが感じられます

店内は洋風レトロな内装で、上品がありながらもどこか懐かしい暖かい雰囲気が漂います。

内装はかなりこだわったとのことで、ヴィンテージ感あふれる小物や、写真には写ってないですがシェル型?の壁掛けライトもとてもオシャレでした。

奥の席には大きな窓があるので、オーナーさんが育てた植物を見ながら食事ができちゃいます。

 

こちらのランプはオーナーさんの手作りだそう。わ~!きれい~!

専門店で売っていてもおかしくないクオリティですよね。オーナーさんスゴすぎます…

 

老舗洋食店のおすすめメニューをいただきました!

 

お店が素敵すぎて空腹で倒れそうなの忘れてました。

ではでは、料理をいただきましょう!!

 

まず1品目はこちら!

 

海老カレー(1,200円)

料理が出てきた瞬間テンションがあがりました。笑

甘口のカレーにピリッとしたスパイスがアクセントになっていて癖になりそう…エビも身がぷりぷりしていて、とても食べ応えがあります!

カレーの盛り付けが他とすこし違っていました。ご飯をドーム状にしてルーをかけるタイプのカレーはよく見かけますが、円柱状に盛り付けるっていうのはとても新鮮でした!

 

 

ハンバーグ(1,210円)

もう1品、広亭タナカさんのおすすめメニューを提供いただきました。

口に入れ噛んだ瞬間、お肉のうまみがブワッと口いっぱいに広がります。デミグラスソースもあっさりしていて、つけ合わせの野菜は素材のうまみをすごく感じて美味しい!

見た目も美しいですね〜…ハンバーグや野菜の彩りといい、お皿の上品さといい、広亭タナカの雰囲気を壊さない「こだわり」が感じられました。

 

30年続く老舗洋食店 愛される続ける秘訣は・・・?

 

お料理をいただいたあと「お話って伺えますかね…?」とダメもとで確認したところ、オーナーの娘さん(前園さん)にお話を伺うことができました!

 

ひるね:従業員のみなさんがとても仲が良いという印象を受けたんですが、ご家族ですか?

前園さん:はい。うちはほぼ家族経営なので。営業中の調理は旦那ですが、仕込みは私や妹もやっています。基本的には接客も調理も行ってますね。

 

(右から、前園さんの旦那さん、前園さん、前園さんのお姉さん、前園さんの妹さん)

ひるね:接客も調理もおこなうとは…オールラウンダーですね。仕込みは力もいる作業だと思うのですが大変じゃないですか?

前園さん:仕込みはとても手間をかけているので大変です。実はお店の隣に仕込み場(工場)を作ったんです。そこで野菜を炒めたり、デミグラスソースなどを作っています。工場を作るまでは女性ばかりなので作業が大変でしたが、作ってからはスムーズに仕込みができるようになりました。

 

ひるね:工場があるですね!今年で創業30年ということですが、長く愛され続ける秘訣はありますか?

前園さん:難しいですね…(笑)でも、わかるかわからないかぐらいのところで調味料の配合を変えたり、料理の味も少しづつ変化させてるんです。それは「変わらないためには、変わり続けなければならない」と父である先代シェフから言われてきた言葉があるからだと思います。

ひるね:「変わらないためには、変わり続けなければならない」って言葉、とても深くてなんだか考えさせられます・・・。本日はお話を聞かせていただきありがとうございました!」

 

「変わらないためには、変わり続けなければならない」という言葉が、30年続く老舗洋食店の礎となっていると思うと、とても感慨深い気持ちになりました。

広亭タナカのみなさん、お忙しいにもかかわらず優しく丁寧な対応をいただき、本当にありがとうございました!

 

最後に

今回広亭タナカさんへ行ってみて感じたことは、「癒される環境」が整っていると感じました。

現代人は忙しい人が多いです。遅くまで仕事をして電車で居眠りするサラリーマン、育児に追われるママさん…

忙しいと、おいしいご飯を食べたり、キレイな景色を見ても「疲れたな」「早く寝たい…」と

別の感情が邪魔をして物事を純粋に楽しむことができません。

 

広亭タナカさんの落ち着いた洋風レトロな店内、窓から見える植物、お料理…

お店の世界観に浸りながら「料理おいしいな」「お店が素敵だな」と素直に感じることのできる

癒しの空間が広亭タナカさんにはありました。

みなさんもぜひ、広亭タナカの「おいしい料理」と「癒しの空間」を味わってみませんか?

 

広亭タナカ

住 所:広島県広島市中区土橋町2−18 ダイアパレス土橋1F北側

TEL:082−295−7188

定休日:毎週火曜日・水曜日

営業時間:11:30〜15:00(LO 14:00)、18:00〜21:30(LO 20:30)

WEBサイト Instagram

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