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みなさん初めまして、広島市安佐南区に住むサラリーマン兼デブのこめと申します。
突然ですが、みなさん銭湯って行きますか?
僕は実は今年の3月に仕事の都合で生まれ育った東京から広島へ引っ越してきました。
引っ越しが決まり1番最初に確認したのは・・・近隣の銭湯の有無でした。
4~5年前ぐらいから銭湯やサウナにハマり、少ない週で1回、多い週で5~6回、銭湯や温浴施設に行き、サウナや広々としたお風呂を楽しみ、日々のリフレッシュをしていました。
勿論家にもちゃんとお風呂やシャワーはありますが、気が付けばサウナや銭湯は僕にとって日常になっていたのです。
そして、ここ広島市十日市エリアにも一軒の銭湯があります。
その名も「土橋温泉」。
名前の通り土橋町に位置し寺町通りや平和大通りから一本入った住宅地と飲食店が入り乱れる場所にあります。少し入り口が道路より奥まった位置にあるため隠れ家的銭湯とも言えそう。
そしてその外観は良く言えば趣のある、悪く言えば古臭い入り口、中に入れば銭湯以外ではお目にかかれないような木の札を使った下駄箱・・・中に入れば昔ながらの番台(僕が今まで来た限り番台には若女将さんしか座っているのを見たことないので、女性の方もご安心ください)。
銭湯(一般公衆浴場)の料金は各都道府県ごとに上限額が決められており、ここ広島県では大人450円、中人(6歳以上~12歳未満)200円、小人(6歳未満)は100円となっており、サウナ料金は各銭湯ごと好きに設定しています。
土橋温泉はサウナ利用は100円、なので土橋温泉でサウナに入るためには550円を支払う必要があります。
・・・550円・・・安い・・・!圧倒的安さ・・・!
シャンプーや貸しタオルなどのアメニティを使用する場合はさらに別途お金は必要ですが、自分でタオルなどのアメニティを持っていけばタバコ一箱分ぐらいの金額でサウナやお風呂に入り放題・・・!
銭湯は自宅にお風呂が無いような時代には近隣の人のインフラとして機能していた一面もあります。
その名残かお風呂が各世帯に普及した今でも比較的安価であることが多いです。
1,000円札を握りしめていけば、お風呂やサウナを楽しんだうえ、風呂上がりのコーヒー牛乳を堪能してもお釣りがくるレベルです。
そして番台で550円を払い中に入れば、どこか懐かしさを感じさせるような、ウッド調の更衣室。
天井が高いせいか明るい雰囲気もあり、中央には椅子とテーブルもある広々とした空間。
ロッカーに服や荷物を入れていざ浴室へ!
浴室にはいると真ん中にはドドンと浴槽があり、両端に体を洗うためのカランスペース、そして奥にはサウナと水風呂。浴室自体は経年劣化は否めないものの、綺麗に清掃されていて不潔な印象も無いです。
浴室に入ったすぐお風呂に浸かりたい気持ちを抑えて、必ず体を洗うか最低でもかけ湯をしましょう。自分だけでなく、他の人も浸かるお風呂ですから。
体を洗いお風呂に浸かると・・・はぁ~気持ち良い・・・適度に熱く、バイブラ(下からくるブクブク)やジェットバスを楽しめるし、何より足を思う存分伸ばしてお風呂に浸かれるのが本当に気持ち良い。
家のお風呂で足伸ばせますか?僕は身長174cmなんですが伸ばせないです。だからそれだけでも十分気持ち良い!!
あとは更衣室と同じで天井が高いから、家のお風呂みたいに湿気も篭り辛く不思議な爽快感もある。
これだけで癖になってしまいそうですね。
お風呂を十二分に堪能したらサウナへ。
浴室の奥にあるサウナ室はこじんまりとしており、定員は4名程。
現在は新型コロナ対策でマットが無いため、座る際は自分のタオルをひくか、タオルマットを持参する必要があります。
サウナ室自体は少し汗臭さはありますが、サウナ自体汗をかく場所なんで当然ちゃ当然ですね。
そしてボロボロになった木の背もたれが、これまで幾人もの人々をここで熱し、汗を流させたことも物語ってます。
サウナ室は浴室に向けて大きな窓があり、その採光だけで明かりはなく、薄暗く、テレビも音楽も無いのでメディテーション(瞑想)に近い状態で入れ、サウナ室自体も熱すぎず、湿度もまぁまぁあるため、長くゆっくりと入れる。サウナに全然入った事ない方でも十分リラックスできる設定かと思います。
ただし、小さいサウナ室なんで人の出入りが多いと多少温度は落ちやすいですが。
あとサウナストーブは広島県呉市にあるノシロ工業によるもので、広島県の銭湯は大体ノシロ工業のサウナストーブで、他の中国・四国地方のサウナでも所々で見かけます。マツダ、チチヤス、おたふくソースに続く広島の大企業ですね!
ちなみにサウナの楽しみ方は人それぞれですがサウナに入っている間、僕は色々なことを考えます。
「仕事のあの案件、どう進めればいいのか」
「あのやり取り、もう少し良い言い方があったんじゃないか?」
「どうすればモテるのだろうか?(痩せろ)」
「今日何食べようかな」
など真面目なことから他愛もないようなことまで。
サウナという性質上、スマホなどの電子機器は持ち込めないですし、土橋温泉はテレビも無く、薄暗い雰囲気も相まって自分と向き合うのに適しているように感じます。
インターネットやSNSに溢れているこの時代、たまには外(他者)だけでなく、内(自分)にも目を向けてもいいのではないでしょうか?
サウナに入って8分~10分(決まった時間はないので、自分がキツイなと思うまで)、汗も十分かいたら次は水風呂へ!
土橋温泉はサウナと水風呂の導線が良く、サウナを出て約1歩で水風呂に入れます。
すぐにそのまま入りたいですよね?ザバンとそのまま水風呂にダイブしたいですよね?
ダメです、絶対に止めてください。
サウナから出たら必ずかけ湯やシャワーで汗を流してから水風呂に入ってください。
また、慣れてない状態でサウナ室から出ていきなり水風呂に入るとその急激な温度変化に体に強い負担がかかり、持病や健康状態によっては心筋梗塞や失神する可能性もあります。
必ず足元からかけ水をして体を慣らしてから水風呂に入ってください。
そして水風呂に入って肩まで浸かり、深呼吸をすると・・・はぁ~極楽・・・1分~2分ぐらい浸かっていると脳と視界がクリアになっていって自分が悩んでいたことがどうでもよくなってきます。
サウナ室で色々考えていたことが「まっ、いいか」という気持ちになってきます。
水風呂に入るというのは普段入らない人からすればハードルが高いように感じますが、サウナで十分に体が温まっていれば自然と入りたくなるし、土橋温泉の水風呂は実はキンキンに冷たいわけでなく、季節により多少変動はありますが約20度ほどなので水風呂初心者の方でも入りやすい水風呂かと思います。
逆にサウナ慣れしている人からすれば物足りないんじゃないかと思うかもしれませんが、土橋温泉の水風呂は地下水なのか分かりませんが不思議と柔らかく、心地良い温度感で長く浸かれ、十分に満足出来るかと思います。
水風呂から上がり、サウナと水風呂をもう2~3回入り、浴室を出て体を拭き、着替えて更衣室になる椅子に座りながら飲み物を一気に飲み込むと・・・あぁ・・・生きてて良かった・・・
体のダルさがいつの間にか消えて無くなり、心身ともにリフレッシュしたのを実感出来ます。
飲み物もポカリスエットやコーラ、お茶から水まで自分の好きなものを土橋温泉で買うことが出来るし、更衣室にある大き目な扇風機が室内とはいえ心地良い風を運んでくれます。
十分に休憩したらまた暖簾を潜り外へ出ると、不思議と足も軽く、このまま美味しいお酒を飲んだり、美味しい晩御飯を食べに行こうと前向きになれます。
銭湯やサウナ後のご飯は格別に美味しく、僕がデブである理由が鮮明に浮き上がります。
広島市に銭湯はいくつかありますが、知る限り乾式のサウナ(ドライサウナ)があるのは「音戸温泉」、「いなり湯」、「丁字湯」、「瀬戸乃湯」、そしてここ「土橋温泉」の5件だけになります。
どの銭湯も勿論良いのですが、路面電車やバスでも来やすい十日市にある土橋温泉、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
来るものは拒まず、去るものは追わない。土橋温泉は十日市であなたを待ってますよ。
土橋温泉
広島県広島市中区土橋町3-4
定休日:毎月5日、15日、25日
アクセス:広島電鉄江波線土橋駅より徒歩2分 地図
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