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- 【かつて存在した幻の本屋】「本脳」は「きらきら」に変身した - 2023年12月10日
「きらきら」
土橋駅から徒歩3分、ビジネスホテルあおば園の近くにある。
店内にはギャラリーがあって、自分で書いた絵や文章を創って展示できる。
アトリエ&barスペースでは創作や執筆ができる。
お店の紹介は「ぴりきゅう」さんが素敵な漫画を描かれているので、そちらを読んでほしい。
実を言うと、僕もこのお店について記事を書くことになっていた。
ただし、そのときは「本脳」という本屋として営業していた。
筆が進まず、うだうだしている間に「きらきら」としてリニューアルオープンしたわけだ。
だから、この記事はかつて存在した幻の本屋について書くことになる。
といっても、あれは本屋だったのだろうか。
本脳の看板、すでに何かがおかしい。
「料金は貴方と私で決めよう」。
かつてはお酒への思いを作文にしないと酒が飲めなかった。
しかも、熱意によって値段が変わる。
一応言っておくと、今は値段も決まっているし、作文は書かなくてもいい。
まあ、お酒で作文を書くことなんて、なかなか経験できないことだから書いたらいいと思うけれども。
ギター弾きの店主ユキさん。段ボールのステージの上で胡坐をかくストリートミュージシャン。
願い(?)が描かれた短冊。
そういえば、店内にはお客さんが描いたプロフィールやPOPがたくさん展示されていた。
うーん、本脳で体験したことは他にも色々あるのだけれども、やはりまとまらない。
ただ、この時から「友達の家に遊びに行く」というコンセプトはあったと思う。
ただ、本脳のときは友達の家よりも、もっとディープ。店主のユキさんの脳内をそのままばらまいた感じ。お店としての方向や仕組みとか、そういったものは確立されていなかった。
「きらきら」になってから、ユキさんはこんなことを言っていた。
お店をはじめて自由になったと思っていたけど、そうではなかった。何もかもが自由だと何もかも自分で決めないといけないからしんどい、と。
かつて存在した幻の本屋「本脳」は「きらきら」に変身した。
今思うと、「本脳」はすでにアトリエだった。
まずは創ってみる、試してみる。疲れたらちょっと休んで、また創り直す。
もしかすると「きらきら」はユキさんの作品の一つなのかもしれない。
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