【ミュージックラウンジ カポネ】マスターと音楽を語りあうディープな隠れ家

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たけざき@広響

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広島交響楽団バストロンボーン奏者。ときどきWebライター。
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はじめて寄稿させていただきます、武崎創一郎と申します。

ふだんは広島交響楽団でバストロンボーンを演奏しつつ、気ままにブログを運営したりWebライターのお仕事をしています。

これは我が社の夜公演のあと、夜のふけゆく十日市で迷いこんだ、心あたたまるお酒と音楽の隠れ家のお話。

 

この日私は国際会議場(フェニックスホール)でのコンサートでした。

演奏会がおわり、緊張や本番の熱気でホカホカになった頭と身体を覚ますべく、十日市の街をさまよっていたわけです。

おなじみ広島つけ麺のお店【ばくだん屋・土橋店】さんの前を通りかかりました、何やら怪しげな暗闇があるじゃありませんか!

電車通り沿いですからこれがメインストリートのはずですがこの薄暗さ。
見えている部分が全てではない、それが十日市の魅力。

この先に運命的な出会いの気配を感じながら、勇気をだして暗闇に踏み出していきます…。

 

大股で10歩ほど進んだところ(近い)なにやら見えてきました、ディープな気配がプンプン漂う明かりが!

 

ありましたありました!
なんとも怪しげながら、オーナーさんのこだわりがこれでもかと押しだされたバーを発見しました。

今宵はこちらのお店でコンサートの余韻にひたるとしましょう。

【ミュージックラウンジ カポネ】いざ参ります。

 

まず迎えてくれるのはこちらのステキな看板!

なんと右下から、トロンボーンのスライドが伸びているではありませんか。

お店の玄関にトロンボーンを持ってくるとは、さぞセンスのよい方が経営してらっしゃるのでしょう。そうに違いない。

もちろんこの日はコンサート帰りで私も楽器をもっています。トロンボーンを背負って得意げに入店。

 

お店に入ると迎えてくれたのはマスターの高木さんと、その奥さま。

楽器を背負っているのでもちろん「どこで吹かれてるんですか〜?」と聞かれます。
かくかくしかじかで〜とお話するとマスターがとなりに座ってくれました。

店内には私のほかに常連さんが数名いらっしゃるだけだったのでラッキーです。

 

「おすすめのカクテルとかあるんですか〜?」
などと出方をうかがうもマスターからは
「そりゃ武崎さんの飲みたいの飲んだ方がいいでしょ」
と一撃。この小細工の通用しない感じ、好きです。

というわけで私はいつものウヰスキーのストレート、バランタインの12年をいただきます。

 

ミュージックラウンジカポネが今の場所でオープンしたのは、2002年のことだそうです。
もともとは舟入でBARを開いていたそうですが、常連さんが家に置ききれない楽器をお店に持ってきたことから楽器が集まり、ミュージックBARのスタイルになったとか。

今ではライブも頻繁に開かれる、音楽ファンの交流の場になっています。

マスターはとりわけアコースティックなライブが好みということで、バンドをあつめてディキシーランドジャズのライブを定期的に開催しているそう。

 

という話までしたところでマスターから一言。

「アームストロングのWhat a wonderful world 知ってる?あれ聞かせてよ!」

え〜!どうしようかなあ〜!
ぼくクラシック畑だし〜!

などどウソくさい返事をしながら、トロンボーンを披露することとなりました。予想通りの展開です。

 

常連さんでドラマーの方がいて、その方も交えてのセッションがスタート!

アームストロングに始まり、グレンミラーにエロールガーナー、ウエストサイドストーリーに坂本九さんまで、あれもこれもと即席ライブは続いていきました。

マスターはプロミュージシャンではないそうですが、音楽への愛情の深さたるや。
まるで子供のように、大好きなアーティストの話や、子供の頃からずっと練習している曲も聞かせてくれました。

 

お店の中もCDやレコード、アーティストのポスターなんかがところ狭しと並んでいます。トイレの中までおしゃれです。

私には見たこともないミュージシャンやバンドのものも多数!
いちど背伸びして「ボン・ジョヴィが好きで〜」と言ってみましたが

「ボン・ジョヴィ?ああ、けっこう新しいバンドだよね」

と一蹴されました。
ボン・ジョヴィって新しかったんですね…私もまだまだでした。

 

そんな小僧の私にマスターがおすすめしてくれたのが「KINKS」でした。
ビートルズと同時期に活躍したイギリスのロックバンドで、その後のアメリカのポピュラー音楽にも大きな影響を与えたバンド、を聞いたこともない私にもやさしく教えてくれるマスター。
なんと素晴らしい人なのでしょう。

 

マスターの高木さんが目指してきたミュージックラウンジ カポネの姿というのは、大好きな音楽について語りあったり、まだ知らない音楽の魅力に出会ったり、そんな場所であること。

実際にマスターに会うために飲みにくるというお客さんはとても多いそうで、私も一夜にしてその人柄に引きこまれたのでした…。

 

そうこうしているうちに日付が変わってしばらくたっており、私も気づけばなかなかの酔っ払いに!
マスターも「トロンボーン聴かせてくれたお礼に」と私のグラスにジャックダニエルをドボドボ注いでくれました。

何杯飲んだのかも覚えていませんが、それもマスターの人柄のなせるワザ。
いつかライブをやらせていただく約束をして固い握手をかわし、お店を後にしたのでした。

 

大好きな音楽を聴きながらお酒を味わいたい方も、音楽好きの仲間に出会って語り明かしたい方も。
ぜひ一度ミュージックラウンジ カポネを訪れてみてください。

 

ミュージックラウンジ カポネ

住所:広島市中区堺町2-1-2 B1F
TEL:082-292-9241

営業時間:19:00〜2:00(不定休) http://kapone.ever.jp

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