【りんご堂】純喫茶風ひみつ基地で贅沢な一杯と優雅な読書を

書店
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猫屋町博士

猫屋町に猫屋は無いし蟹屋町に蟹屋は無いし江波にエヴァは居ない、寺町には寺しかない。

最近Twitterをポチポチしてるとこんな情報が耳を塞いでも入ってきます。

 

「小網町にブックカフェがオープンした」

「本好きなら行くべき」

「珈琲が美味しい」

「本好きなら行くべき」

「軽食が有能」

「本好きなら行くべき」

「自分だけの秘密基地、誰にも教えたくない…」

「本好きなら行くべき」

「りんご堂に住みたい」

 

気になる。とにかく気になる。気になって仕方ないのでさっそく駆けつけました!

 

りんご堂

コーヒーとお酒、軽食が楽しめる本屋です。ひろでん土橋駅からすぐ近くにあります。

 

土橋ってこの土橋の電停のせいで「どばし」って読んじゃうけど、土橋町の読み方は本当は濁らず「どはし」なんですよね。ここテストに出ます。

 

電車通りから土橋町3番の信号を天満川方面にに向かって入り、ビジネス旅館あおば園さんの入り口にりんご堂さんの看板があります。もうこの時点で秘密基地感が凄い。

 

「酒と酒菜の店 澄」さんの奥にお店はあります。この居酒屋さんも夜は賑わっているのでいつか寄ってみたい。

 

お店のロゴが可愛い看板。

扉を開くと“チリンチリン♪”という軽快な音と共に、気さくな店長さんが現れて案内してくれます。

 

店長の野崎さん

 

入り口付近は本屋らしくズラッと書籍が並び、その奥が喫茶スペースとなっております。

 

カウンターは8席。

 

一歩足を踏み入れると不思議な空間に迷い込んでしまったかのような錯覚。感じている時間と時計が刻む時間は一致しないのかもしれない。なるほど、これは秘密基地だ。住みたい。誰にも教えたくない。

 

本がただ商品として並んでいるだけではなく、重厚な装丁の本やメッセージ性の強いタイトルが目線の高さに来るので、店内の装飾としてのこだわりも感じられます。

 

雑貨もちっちゃ可愛いのが並んでて見てて楽しい。そもそも本棚を見ているだけで楽しい。

 

なんだかあやしいステッカーとか。

 

随所に見られるインテリアも渋い。

店内の物色は程ほどにして、カウンターに移り珈琲をいただきます。

メニューはこんな感じ。

思った以上にお酒の種類が多くて驚き、Wi-Fiも5GHzで爆速とのこと。ちょっとしたPC作業もして構わないそうなので次回はノートPC持ち込んで記事書きたい。

 

日替わり珈琲(HOT,ICE)\500.-

よく見るとマグカップが新潮文庫を模している、渋い。

店内はアップテンポなJAZZが流れ、他のお客さんも珈琲を愉しみながらゆったりと寛ぎの時間を過ごしている、渋い。

ひょっとして自分は場違いじゃないのか?とも思ったけど珈琲を片手にほっと一息つくだけで溶け込んだ気になる私、渋い。

珈琲は注文ごとに豆を挽いてドリップ、良い香り!

カウンター越しに話しかけて良いものかしどろもどろ。こんな素敵な空間に自分なんかが居ても良いのか、雰囲気壊してないか、そう悩みつつもお話して良いか尋ねると、快く快諾してくださいました。快く快諾って危険が危ない右に右折みたいでアレ。

店長の野崎さんは詩を書き、ベースを弾き、料理も上手なオールラウンダー。

「街の小さな本屋」として本・作家さん・読者さんの交流の場、情報発信、読書文化の貢献をすべくクラウドファウンディングや友人知人の協力を得てお店を立ち上げられたとのこと。行動力がすごい。

 

本来、読書は一人でできるもので、読書家が集うコミュニティとは縁遠かった私。本が好き、と言っても本に囲まれた雰囲気が好き、本を眺めている私が好き、本に囲まれた私が好き。個人的に本は活字よりイラスト、といった具合でインテリアとしての要素が大きい。

猫「本、見せてもらっても良いですか?」

店長「良いですよ、是非お手に取って頂いて。」

(当然だけど)折ったり曲げたり濡らしたりしなければ自由に読んでも構わないとのこと。

本のジャンルは様々、新刊、古本、雑誌、詩集、小説、漫画、絵本、同人誌まで。

適当に気になった同人誌を手に取り席に着く。

 

よく分からないまま読んだけど面白い。作家さんの熱意を感じる。よく分からんけど。

でも多分こうした本も、普段の生活で利用する本屋さんでは手に取るどころか目にすることもないのかも。知らない本と出会えるって良いよね。

猫「まぁ気になる本を見つけてもブックカフェだから本の閲覧は出来ても販売とかは・・・」

店長「本の販売、してますよ(^^)」

猫「!?」

ブックカフェって本を販売していない業態ばかりだと思っていたので意外!

他人が手に取った本、気にする人も居るかもですが私個人は特に気にならないのと、このお店に来る人が触った本であればなおさら許容範囲かなと思えます。

珈琲一杯でこのホスピタリティ、この居心地の良さ。行って良かった、また行こうと思えるそんな素敵なお店です。りんご堂は最高の秘密基地ですね。

ごちそうさまでした、また来ます。

 

~後日~

めっちゃ通った。なんだったら常連になった。

さいごに私がお気に入りのフードをいくつか紹介します。

 

ブルーハワイのクリームソーダ \600.-

ただひたすらに爽やか、夏が終わらないうちに飲めて良かった。冬はこたつで飲みたい。

 

夢の珈琲牛乳(珈琲+ホイップ+チョコソース) \700.-

ドリーミーなカフェオレ、満足感が凄い、ダイエット中の友達に写真送ったら怒られた。

 

レモンスカッシュ \500.-

はちみつ漬けレモンの爽やかな酸味と口に広がる甘味、レモンを食べるために注文したい。

 

BLTサンドイッチ \600.-

軽食と侮っていると満腹にさせられる一品、隠し味のコショウがトマトに馴染んで良いアクセント、ベーコンも厚めで美味しい。

 

読書専用珈琲(400ml) ¥800.-

ポットで提供され、自分のペースで飲みながらゆっくり飲めます。

まだまだ紹介したい品はたくさんありますが、すべてを紹介はできないのでぜひりんご堂へ行って楽しんでみてください!

 

りんご堂

広島県広島市中区小網町1-9 あおば園 1階
定休日 月・火曜

13:00~22:00

駐車場 無

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猫屋町に猫屋は無いし蟹屋町に蟹屋は無いし江波にエヴァは居ない、寺町には寺しかない。

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